基本用語

ロスカット

顧客の損失が所定の水準に達した場合、それ以上に損失が拡大しないようにするため、リスク管理の手段として顧客の全建玉を強制的に決済することです。

 

ロスカットアラーム

ロスカットアラームは、自動ロスカットに至る前の段階で、顧客に警告するFX取引業者のサービスです。
メールやPCの画面上などでアラームを発し、保有するポジションが一定の証拠金率を下回ったことを知らせるものです。
アラームが発生する証拠金維持率のパーセンテージは、FX取引業者によって異なります。

 

ロスカットライン

FX取引業者が設定している証拠金維持率の限度ラインのことをロスカットラインといいます。
これを下回ると自動ロスカット(損切り)が発令され、ポジションは強制的に売買される仕組みです。これにより顧客の損失の拡大を抑えることができます。

 

ロスカットルール

FX取引業者が強制的にロスカット(損切り)をする際の規定をロスカットルールといいます。
一定の証拠金維持率を下回った際に自動的にポジションの一部またはすべてを決済します。これにより顧客の多額の損失を未然に防ぐことができます。

 

ローソク足

四本値(始値・高値・安値・終値)で形成され、始値より終値が高い場合を陽線と呼び、始値より終値が低い場合を陰線と呼びます。

陽線と陰線は区別して表示することにより相場の強弱や方向性を視覚的に示します。

 

ロールオーバー

ロールオーバーとは、手持ちのポジションを、未決済のまま持ち越すことです。
特に、金利の低い通貨で金利の高い通貨を買って、決済の期日を先延ばししたりすることです。

未決済のポジションを持ち越すことで、スワップ・ポイント(異なる通貨の売買によって生じる金利差)が発生します。

 

ロング

ショートの反意語。買ポジションを保有している状態のこと。

 

ちょっと詳しい用語解説

ローソク足

価格の動きをグラフ化にしたものをチャートと呼び、投資の判断の材料となるテクニカル分析という価格の値動きのある法則で具体化したものをそのチャート上にあらわし、分析しますが、そのチャートの値動き表記の代表的なものがローソク足です。

時系列チャートと呼ばれる、何年年月にいくらだったかを克明に記録して、それを投資の判断の材料とするチャートの一種です。

名称の由来は、その表記方法であらわされた数値の表現がローソクに似ていることからきています。

ローソク足は、単位の株価の始値、高値、安値、終値、の4つの値段を1本のローソクで現しています。

このローソク足の他にも様々な表記方法がありますが、一目でおおくの情報を読み取れるという点で、このローソク足は非常に優れた表記方法であるといわれています。

 

狼狽売り

狼狽売りとは、突然の悪材料が出たり、非常に重要な指標が逆にでてしまったなどのことを原因として、通貨の値段が急激に下がり、マーケットが急落し始めた時に、その下げ幅の大きさや、下落の下げ足の尋常では考えられないような速さに驚いて、マーケット参加者が保有しているポジションを慌てて売りに出してしまう状態を指します。

この狼狽売りのほとんど損切りといわれており、つまり狼狽売り自身がまたその通貨の下落のペースをはやめることになってしまいます。

狼狽売りは、FXをはじめると必ず一度は経験します。

自分のポジションの値段がどんどんストップロスに近づいているとします。
ゆっくり近づいているときはよいのですが、突然その値動きのぺースがはやまり、すごいスピードでストップロスの値段に近づいていったとします。

そうするときちんとストップがおいてあるにもかかわらず、どうせすぐにこの値段まできてしまうだろう、という焦りがでて、ついつい決済してしまいます。

つまり焦りでつい損切りをしてしまうことを狼狽売りといいます。

 

ロシア通貨危機

ロシア通貨危機は、1988年8月に始ったロシアで起こった経済危機のことです。

財政難に陥ったロシア政府が公債償還が難しくなり、そのことが発端となって世界に波及しました。

ロシア通貨危機で主役となったのはアメリカのヘッジファンド群でした。アメリカの多くのヘッジファンドが多額の資金を、ロシア国債やルーブルに関するマーケットに投入していたため、償還されない公債を膨大に所有するなど、危機が拡大しました。

ヘッジファンドにとどまらず各国の証券会社や投資銀行なども規模の大小はありますが、大きな損失を受けました。

特に有名なのがアメリカのヘッジファンドLTCM社の経営破綻です。ノーベル賞学者をはいしたLTCM社は当時最強のヘッジファンドとして、高い利回りと実績を残していました。

その実績でアメリカの大手銀行などが同社に多額の融資を行っていました。同社はロシア通貨危機を引き金に破綻し、同社に多額の融資をしていたアメリカの大手銀行も苦境に立たされました。

有力銀行の多くが苦境に立たされることとなったアメリカでは、アメリカ国内に金融不安が波及することを避けるために、急遽、ロシアへのIMF融資を導入、その他誘導金利を計0.75%下げるなど、自国の経済の金融緩和政策を急遽施策していきました。

この施策が効を奏して、アメリカではロシアの混乱が大きく自国の経済に影響を及ぼすことをさけることができました。しかしながらこのロシア通貨危機は、アルゼンチンやブラジルなどの中南米諸国に波及し、その経済に大きな爪あとを残しました。

 

ロールオーバー

ロールオーバーとは、通貨のポジションを継続して保有するために、決済までの期間を自動的に繰り延べていく制度をのことで、スワップ金利はこのロールオーバーによって生まれています。

外国為替市場においては売買された取引の決済は、2営業日後におこなわれることになっています。

決済されていないポジションに関しては、資金決済日を毎日繰り延べていくことによって、ポジションを維持することができます。

反対売買をしないかぎりロールオーバーは自動的に継続されます。

 

ロング

ロングとは、買いのポジションを保有していることを意味します。

使い方は買いと全く同じで、たとえばドル円100円ロングでポジションを持っているといえば、ドル円の買いのポジションをもっているという意味になります。

逆の意味はショートでこれは売りのことを意味しています。
使い方はロング同様に、ドル円100円ショートのポジションをもっているといえば、ドル円100円の売りのポジションを持っているということになります。

為替取引や株取引に限定された言葉の使い方です。

このように為替や株の取引に限定された所謂業界語のようなものは他にも存在しています。

ロング、ショートという使い方は最初はなかなか馴れないものですが、取引に慣れていくうちに違和感はどんどんなくなります。

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