貿易収支[Trade Balance]

製品等の輸出額から輸入額を差し引いた金額のこと。
貿易収支の増減は通貨に対する需要供給に影響を与えるため為替レートへの影響が大きいといわれています。

 

ボックス相場

レンジ相場と同義語。相場が箱の中に閉じ込められたかのように、一定の価格帯で上下している状況を言います。
相場の行く先を決定づける材料が乏しいときにボックス相場に入りやすくなります。

 

ポジション

ポジションとは、売買契約成立後の、未決済の外貨の持ち高のことです。建玉ともいいます。
売買契約時に、買いから入った場合は買いポジション、買建玉、売りから入った場合は売りポジション、売建玉といいます。

 

ちょっと詳しい用語解説

保護貿易主義

保護貿易主義とは、輸入の制限や関税をかけるなどの施策で、国内産業を外国産業との競争から保護しようとすることすることです。

実際の方法として

・関税の賦課(アンチ・ダンピング課税、相殺関税等)
・輸入数量規制(輸入割当制度、セーフガード等)

などがあります。

輸入制限の手法は、発展途上国がその手法を使用して国内の産業を育成する場合などには国際的にも認められています。

ただし、国際的に認められているといっても、条約等できちんとした形で認めているというわけではありませんので、極端な保護貿易主義に走ってしまった場合などは、場合によっては、貿易戦争に発展してしまう危険性はもっています。

ちなみにアメリカでは、一般的に民主党は保護貿易主義、共和党は自由貿主義という見方をされます。

 

ボックス相場

マーケットのある通貨ペアが、上限、下限のある箱の中だけで、一定の価格の範囲内で上下しているような状況のことを指します。

別名レンジ相場ということもあります。

マーケットを動かすような材料が不足し、値動きが膠着してくるとこのボックス相場になりやすい傾向があります。

たとえばドル円104円ー106円のボックス相場が構成されたとします。

このような相場が構成されたと認識した場合は104に買いの指値、106に売りの指値を入れて延々と取引します。

上方下方いずれかにレンジブレイクした場合は、逆にいったポジションは早々に損切りして次に備えるのが得策だといわれています。

それというのもボックスをマーケットがぬけた場合には抜けた方向に相場が大きく動く場合が多く、早々の損切りをしないとあっというまに逆に大きな含み損を抱えてしまう可能性がある為です。

ただボックス相場ははやく気が付いてうまく対処すれば利益をとることができる確率のたかい相場の状態です。注意してよく観察しましょう。

 

ポンド

英国の通貨の名称です。

お膝元の取引所にロンドン市場をもつ世界の代表的な通貨の一つです。

ポンドは歴史のある通貨なので、様々な呼び方、表記の仕方があります。

sterlingつまり純銀製のという単語を使ったスターリング・ポンドという呼び方が英国では一般的です。

スターリング・ポンドという呼ばれ方とポンドという通貨の歴史には、やはり実に深い関係があります。

紙幣が誕生する以前の英国では、銀本位制を採用していました。

西暦760年頃に、1ポンドの銀から240個のペニー銀貨を作ったのが銀本位制の始まりといわれていますが、この銀本位制の名残がスターリング・ポンドという呼び方に残っています。

表記の仕方ですが以下の3つが採用されています

・GBP
・STG
・£

最後の記号のような物は1816年に銀本位制から離脱した後も、国民の間ではポンドイコールお金というイメージが定着していたため、重さを表す単位であるポンドのLを記号化して、£と表記するようになりました。

ヨーロッパの大国でありながら、いまだにユーロに参加していませんが、ロンドン市場という歴史ある取引所をもち、また以前は世界の基軸通貨だった自国通貨ポンドをもち、その歴史と伝統の重さからなかなか解き放たれないという感じなのでしょうか?

 

VAT

VATとはvalue-added taxの略で付加価値税のことを意味しています。

日本のでは消費税という名で使われています。

この付加価値税の概念はヨーロッパの国々では広く定着しています。

VATの詳細ですが、製品やその部品が売られるたびごとに課税される消費税の一種です。

つまり生産者→卸売業者→小売業者→消費者というそれぞれの流通の段階ごとに増加した価値の部分が課税対象となります。

つまり流通の過程で上乗せしたその段階での利益に課税される仕組みです。

具体的に例をあげますと、ある業者が 300ユーロで部品を買い、製品に作り上げて400ユーロで販売した場合には、販売価格から、部品価格を差し引いた額である100ユーロがVATの課税対象となります。

海外旅行者には優遇制度があります。

海外からきた旅行者がヨーロッパで買い物をした場合には、商品の購入額が設定された一定金額をこえれば、VATの一部が払い戻しされる仕組みがあります。

ヨーロッパで広く普及しているVATですが、その税率は国によってまちまちです。

 

ポジション調整

ポジション調整とは、機関投資家やヘッジファンドなど、多くのポジションを持ちながらポートフォリオを組んで取引している市場参加者が、自らが保有するポジションが特定のポジションに偏ってしまったような場合に、その持ち高を調整するためにおこなう売買のことを指します。

たとえばある機関投資家が、長期戦略としてユーロを買いつづける戦略をたてているとします。

しかしながら、特定の指標でユーロに対して大変な逆風のマーケットになってきてしまったとします。

このような場合には、一端自分のユーロの持ち高を調整して様子をみて、タイミングをみはからって、再度ユーロ買いの通常の戦略にもどる、といった取引方法をとる場合がありますが、この一端ユーロを売る局面がポジション調整となります。

この言葉は意外と良く出てきて、最初はなんのことかよくわからないのですが、だんだんと感覚でわかってくるようになります。

 

ポジショントーク

ポジショントークとは、自分がもっているポジションに対して有利な発言をするような行為全般のことを指します。

人間は一度自らのポジションを持ちますと、その自分のポジションに対して有利なようにマーケットを見てしまう、という悲しい習性をもっています。

つまり自らのポジションがうまく決済されて、自分の戦略どおりに動くようにマーケットの動きを見がちになってしまうのです。

こうような状況になると自分のポジションに対して、不利な情報にはなかなか目がいかなくなってきてしまいます。自らのポジションに対して有利な情報にのみ目がいくようになり冷静さを欠いたトレーディングになっていってしまいます。

情報に右往左往することももちろんよくないのですが、このように自分のポジションに必要以上に固執するのもよくありません。

もし自分の判断が間違っていたと感じた場合は、すぐに損切りをして出直すようにしましょう。

 

ボラティリティ

ボラティリティとは、価格や金利の変動率の大きさを表す指標のことです。

この言葉もよくでてくる割には、あまり知らないことばの一つです。覚えてしまいましょう。

ボラティリティが大きければ、値動きの変動幅が大きくなっていることを示します。

このような場合には、期待収益率と大きく異なる可能性が高くなり難しいトレーディングになります。

逆にボラティリティが小さいと価格の変動幅が小さくなり、比較的安定した投資となることを意味しています。

よくいわれる傾向としては、債券価格のボラティリティにおいては、短期債券の価格よりも長期債の価格の方が、よりポラリティが大きくなる傾向があるといわれています。

 

ポートフォリオ

ポートフォリオとは、保有資産の構成内容のことです。

もともと紙ばさみを意味する言葉ですが、有価証券を紙ばさみにはさんで保管することが多かったことから、この言葉が使われるようになったようです。

個々の投資家が保有している金融資産の集合体のことで、分散投資を前提としています。

様々な構成内容が可能ですが、株式や債券などの金融商品の組み合わせによって、リスクの最小化とリターンの最大化を意図して構成されます。

FXでも様々なポートフォリオが研究されているようです。

リスク分散という観点からみると、逆に動くが微妙に移動する間隔の違う2つの通貨ペアに同時にエントリーしてリスク管理しつつ、利ざやを稼ぐというが一般的な考えかたのようです。

 

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