移動平均線はテクニカルインディケーターの代名詞とも言えるほどメジャーな指標です。
そのため、様々な種類や使い方が開発されています。

今回はそんな移動平均線の種類、よく使われる期間(パラメーター)、そしてどうやって使っていけばいいか?など基本的な事について解説していきます。

ウシ君
移動平均線は英語でMoving Averageと言うので、MAと約されることもあるよ。

移動平均線の種類について

移動平均線というものは、過去N期間の平均を算出して、その点を繋いだ線のことです。

相場の値動きは決して綺麗なものではありません。
しかし、移動平均線を利用することで、相場をなめらかな線で示すことができるので、大まかな方向を読み取ることができるのです。

しかし、一言で移動平均線といっても、沢山の種類の移動平均線があります。
MT4でデフォルトで搭載されている移動平均線には以下の4種類があります。

  • 単純移動平均線(SMA)
  • 指数移動平均線(EMA)
  • 平滑移動平均線(SMMA)
  • 加重移動平均線(LWMA)

この中でよく利用されるのが単純移動平均線と指数移動平均線の2種類です。

単純移動平均線は過去の期間のレートを単に平均化しただけですが、指数平滑移動平均線は直近の価格を重要視する計算式になっています。
そのため、同じ期間の移動平均線であってもSMAとEMAでは少し違った動きを示します。

下のチャートをご覧ください。

このチャートは青いラインが単純移動平均線(SMA)で、赤いラインが指数移動平均線(EMA)です。
どちらとも期間は25なのですが、赤いEMAの方がローソク足の動きに敏感に追従しています。

SMAとEMAで、どちらかが絶対的に優れているということはありません。
EMAの方がSMAよりも直近の値動きを反映しやすい一方で、ダマシに引っかかることもあります。

この辺の使い方は個人の好みによるものが大きいので、好きな方を使いましょう。

移動平均線の期間

各移動平均線にはどれだけの期間の平均を出すかのパラメーターの設定も必要です。
よく利用されるのが、5、9、10、12、20、21、26、50、75、100、200です。

これらの数字の根拠としては、1週間の営業日数、2週間の営業日数、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月の営業日数・・・といった感じで、基本的には日足のサイクルがベースになっています。

上記のパラメーターを全部表示させてみました。

移動平均線のパラメーターの違いによる変化は以下の通りです。

  • 計算期間が長ければ長いほど、移動平均線そのものが滑らかになる
  • 計算期間が短いほど、直近の値動きに追従しやすく、より敏感にローソク足に追従する

複数の移動平均線を同時に表示させるとよくわかるのですが、トレンドが発生してこれから一方向に進もうとする時は、収束した移動平均線がゆっくりと扇形に広がっていきます。

上のチャートでも、左端では移動平均線が団子になっていますが、右に進むにつれてレートが上昇すると、移動平均線は綺麗に広がっていきます。そして、上から順番に移動平均線のパラメーターの小さい順に並んでいきます。

移動平均線には色々なパラメーターが使用されますが、絶対的に優れている数値というものはありません。ただし、よく使われる数値は、それだけ他のトレーダーも注目していることになりますので、有利になると言えるかもしれません。

移動平均線は代表的な遅行指標

移動平均線に限った話ではありませんが、過去のレートを参照して相場の傾向を知らせるインディケーターはどうしても現在の相場との「遅れ」が生じます。

移動平均線がかなりの上向きだからロングしたからといって、必ずしもそこからレートが上昇するわけではありません。移動平均線はあくまでもそれまでの推移を示したモノにすぎ ません。このことは移動平均線を使う上で注意しておかなくてはいけないポイントです。

クマ君
よくさ、移動平均線の種類とかパラメーターはどれがいいのか?って議論になるよね。

ウシ君
ああ、よくあるね。僕も初心者の頃は、一番いいパラメーターは何か?について色々と調べたり検証したもん。

クマ君
で、なにが一番いいの?
こっそり教えてくれよ!

ウシ君
オイオイ。
ベストな移動平均線の種類もパラメーターなんて無いよ。
ある一定期間だけ有効な設定ならあるかも知れないけど、そんなモノは相場が動いた後にしか分からないからね。
つまり、そんなことを知ろうとするだけ無駄って事だ。

クマ君
じゃあ移動平均線を使う意味ってないじゃん!

ウシ君
そんなわけないよ。
移動平均線で大まかなトレンド方向を読んだり、エントリー方向を決めたり、実際にエントリーに使ったり・・・と多彩な使い方があるんだよ。
まぁ詳しくは以下の記事を参考にしてくれ。
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