移動平均線はテクニカルインディケーターの代名詞とも言えるほどメジャーな指標です。
そのため、様々な種類や使い方が開発されています。

移動平均線というものは、過去N期間の平均を算出して、その点を繋いだ線のことです。
相場の値動きは決して綺麗なものではありませんが、移動平均線を利用することで、相場をなめらかな線で示せますので、大まかな方向を読み取ることが出来ます。

しかし、一言で移動平均線といっても、沢山の種類の移動平均線があります。

・単純移動平均線
・指数平滑移動平均線
・加重移動平均線

また、各移動平均線にはどれだけの期間の平均を出すかのパラメーターの設定も必要です。
よく利用されるのが、5、9、10、12、20、21、26、50、75、100、200です。

また、実際には複数の移動平均線を表示させてチャート分析をする場合もありますので、移動平均線の組み合わせはほぼ無限にあると言えるでしょう。

移動平均線の種類

上に挙げたように移動平均線には色々な種類があります。
特によく使われるのが単純移動平均線(SMA)と指数平滑移動平均線(EMA)の2種類です。

単純移動平均線は過去の期間のレートを単に平均化しただけですが、指数平滑移動平均線は直近の価格を重要視する計算式になっています。
そのため、同じ期間の移動平均線であってもSMAとEMAでは少し違った動きを示します。

SMAとEMAで、どちらかが絶対的に優れているということはありません。
EMAの方がSMAよりも直近の値動きを反映しやすい一方で、ダマシに引っかかることもあります。
この辺の使い方は個人の好みによるものが大きいので、好きな方を使いましょう。

移動平均線の期間

移動平均線の期間も重要です。
よく使われるのは上に挙げたように、5、9、10、12、20、21、26、50、75、100、200となります。

基本的には、移動平均線の計算期間が長ければ長いほど、移動平均線そのものが滑らかになっています。これは、長期間の相場の流れを示しているからです。

一方で移動平均線の計算期間が短いほど、直近の値動きに追従しやすく、より敏感にローソク足に付いて行いきます。

そして、複数の移動平均線を同時に表示させるとよくわかるのですが、トレンドが発生してこれから一方向に進もうとする時は、収束した移動平均線がゆっくりと扇形に広がっていきます。

上のチャートでも、左端では移動平均線が団子になっていますが、右に進むにつれてレートが上昇すると、移動平均線は綺麗に広がっていきます。そして、上から順番に移動平均線のパラメーターの小さい順に並んでいきます。

移動平均線には色々なパラメーターが使用されますが、絶対的に優れている数値というものはありません。ただし、よく使われる数値は、それだけ他のトレーダーも注目していることになりますので、有利になると言えるかもしれません。

移動平均線は代表的な遅行指標

移動平均線に限った話ではありませんが、過去のレートを参照して相場の傾向を知らせるインディケーターはどうしても現在の相場との「遅れ」が生じます。

移動平均線がかなりの上向きだからロングしたからといって、必ずしもそこからレートが上昇するわけではありません。移動平均線はあくまでもそれまでの推移を示したモノにすぎ ません。このことは移動平均線を使う上で注意しておかなくてはいけないポイントです。

おすすめの記事