インディケーターに関する考え方や解釈方法は人それぞれです。

ですが、勝てるトレーダーは表示させているインディケーター全てを平等に見ているのではなく、優先順位を付けて判断していることが非常に多いです。
ここでは筆者個人のインディケーターとの付き合い方についてまとめました。

インディケーターに頼りすぎない

インディケーターは、複雑な相場の値動きを分かりやすくデフォルメし、相場の方向を示してくれるもので、一見すると相場の先まで予測してくれそうな感じさえあります。

しかし、よく考えてみてください。
どのインディケーターもローソク足の価格レートが計算式に組み込まれているに過ぎず、それまでの値動きを簡略化したものであることを忘れてはいけません。

移動平均線、一目均衡表、ボリンジャーバンド、ストキャスティクス、RSI、ADXなど、ほとんどのインディケーターは過去のローソク足から得られるデータを計算式に組み込んでいるだけです!

超重要
つまり、インジディケーターは、過去の高値安値始値終値の全てが網羅されているローソク足よりも情報量が少ないのです!

また、多くのインディケーターは、過去の値動きを反映させた「遅行指標」です。
パラメーターの設定次第ではありますが、必ず現在の価格レートの動きよりも遅れて反応します。そのため、インディケーター的には絶好のチャンスであったとしても、それは既に遅かったということもあるのです。

クマ君
確かに言われてみれば、どのインジもローソク足のデータを組み込んで、色々と計算させているだけだ・・・・。

ウシ君
計算式そのものはインジ独自のモノではあるけど、参照しているデータが同じであるならば、推移の仕方は似たようなモノになるよね。

クマ君
ってことはローソク足だけで十分って事?

ウシ君
そこまでとは言わないけど、それだけローソク足ってのは重要な情報を持っているって事は知っておくべきだよね。

まずはローソク足を重要視しよう!

順張りであれ逆張りであれ、チャート分析で最重要視すべきなのがローソク足です。

ローソク足の陽線が多くなれば、どんなインディケーターも上を向きますし、ローソク足の陰線が多くなれば、どんなインディケーターも下を向きます。
それまでのインディケーターの推移は、ローソク足の推移を反映したものですから当然です。

インディケーターがローソク足の後を追う存在であるのならば、ローソク足そのものに着目した方が効率的です。

こんなことを書くと、「インディケーターの存在意義は?」となってしまいますが・・・。

インディケーターはどう使うべきか?

長々とインディケーターに対して批判的なことを書いてしまいました。
筆者自身も実際のトレードではボリンジャーバンドや移動平均線などを利用していますので、インディケーターを否定する立場ではありません。

しかし敢えてこんな事を書いたのは、インディケーターそのものに絶大な信頼を置きすぎていて、「勝てない」と悩んでいるトレーダーが多すぎるからです。

インディケーターのちょっとした動きに翻弄されて、どの情報が大切なのかを選別できない人が非常に多いのです。

そんな人たちに向けて「インディケーター多くははローソク足の推移を反映したモノに過ぎない」ということが言いたかったのです。

ではインディケーターをどう使うべきでしょうか?

筆者はインディケーターを補助的に使うことをお勧めしています。

メインはあくまでもローソク足で、ローソク足だけではちょっと見えにくい相場の状況や場所をわかりやすくデフォルメして判断するためにインディケーターを利用するという形です。

例えば移動平均線を使って相場の流れを視覚的に分かりやすくしたり、ATRを使ってボラティリティの推移を見たり・・・ですね。

複数のインジを表示させる場合に決めておくべきこと

インディケーターを複数個表示させる場合は、それらの優先順位、もしくは用途を前もって決めておくのも大事です。

私の場合は、ローソク足≧ローソク足上のインディケーター>オシレーター系という風にトレードの判断で使う際に優先順を持っています。

例えば、オシレーター的には買われすぎでロングしてはいけない状態であったとしても、ローソク足や移動平均線等が良さそうな場合はロングエントリーをするのです。

他にも、あるインディケーターではエントリーの時に参考にして、エグジットは他のインディケーターを参考にする、と言った使い分け方も重要です。

ローソク足を含めた表示させている全てのインディケーターを全部平等に使おうとすると、どうしても矛盾が生じてしまい悩む源にしかなりません。

上手な付き合い方を心がけましょう。

クマ君
エントリーチャンスが来てさ、あるインジは逆方向を向いてから戸惑ったことあったんだよね。

ウシ君
そうそう。同じインジでもパラメーター次第では逆方向を示すこともあるから、インジは使いどころを前もって明確に決めておくことがマジで重要だぞ。そうしないと、頭が混乱したときにどんな状態でもエントリーチャンスに見えてしまうリスクがあるから

クマ君
今思えば、僕が過去に暴走したのはそれが原因かも・・・。

ウシ君
インジは相場の動きを明快に示すように作られているから「相場が分かる」ような気がするけど、そんなわけでもないんだ。分からない相場は「わからない」でも良いんだよ。
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