基本用語

外貨

アメリカでは米ドル、ヨーロッパではユーロというように、日本以外で流通している他国の通貨を外貨と呼びます。
日本円を外貨に換算するとどのくらいの価格になるのか、日々変化する価格相場を利用して資産を運用するのがFX取引です。

 

外貨建MMF

外貨建MMFの「MMF」は「Money Market Fund」の略。
高格付けの債券やコマーシャル・ペーパー(CP)などを中心に海外の投資信託会社によって運用される外貨建投資信託のことをさします。

安全性や安定性は高く、外貨預金と比べても高金利で外貨普通預金のようにいつでも換金できるのが特徴です。

運用実績に応じて収益が分配されるため、 外貨預金と異なり、運用実績によっては外貨ベースでの元本を割り込むこともあります。

短期国債(TB)などの短期公社債、コマーシャル・ペーパー(CP)、譲渡性預金(CD)などで運用される追加型公社債投資信託の一種であるMMF(Money Management Fund)とはことなります。

 

外貨建債券

外国通貨で元本を払って、償還金や利息なども外国通貨で払うことを約束した債券のこと。
一般的に日本で販売されている外貨建債券は、世界主要通貨のものが中心です。

外貨で支払われた償還金や利息などを円に替えて回収しようとするときは、為替リスクが伴います。

 

外貨預金

日本円以外の通貨(ドル・ユーロなど)で預ける預金のことを言います。

円建てより高金利が狙え、外貨預金をするために用意した日本円は、預け入れるときに決められた為替レートで計算して外貨に替えられ、 利息も外貨建ての元本に対して外貨で支払われることになります。

これを円に戻して引き出すときに、為替相場が有利に動いていれば為替差益が生じる可能性がある反面、為替差損のリスクも伴います。

 

外国為替

外国為替とは、世界各国の異なる通貨を、金融機関などを通じて為替=交換(取引・売買)することです。

その際に必要となる、異なる2国間の通貨の交換比率(レート)を「為替相場」または「為替レート」といいます。

 

外国為替市場

両替や外貨預金のレートが決定される仕組みのことです。
東京・ロンドン・ニューヨークの3大外国為替市場を中心に、電話回線やコンピュータ端末を使用して為替取引が行われています。

1日1回の定刻に成立する取引をベースとして銀行が公表した仲値を基準とし、両替や外貨預金のレートが決定されます。この仕組みが一般的にいう外国為替市場であり、特定の建物や取引場所を指すわけではありません。

 

外国為替相場

異なる2国間の通貨を交換するときの比率(=レート)のことを外国為替相場といいます。
例えば、1ドル=120円50銭のように表示されます。

 

外国為替証拠金取引

外国為替保証金取引と同義語。FXともいわれます。
取引所為替証拠金取引も含まれます。

少ない自己資金でも、通貨売買ができる取引方法であり、一定の証拠金を担保として差し入れることにより取引ができ、為替差金及びスワップポイントで利益を生むことを目的とする金融商品です。

 

買戻し

売建玉を決済する(売建玉を減少させる)ために行う買付取引のこと。

 

カナダドル

カナダドルは、カナダにおける流通通貨です。

高金利で、地理的に米ドルの影響を受けやすいことが特徴ですが、為替の動きはユーロに相関が見られます。

 

為替レート

為替レートとは、その時々で変動する、異なる2国間の通貨の交換比率(レート)のことです。
為替相場とも呼びます。

 

為替差益

外国為替レートの変動によって発生する利益のことを為替差益といいます。
外国為替レートは、国勢や経済状況など、さまざまな原因で日々変動しているため、それによって通貨の価値も変化します。

例えば、1ドル=110円のときに1万通貨買い、1ドル=115円になったときにすべて売却したとすると、受け取れる為替差益は売却金額115万円-投資金額110万円=5万円となります。

 

為替差損

外国為替レートの変動によって発生する損失のことを為替差損といいます。

為替差損とは、通貨を買った時のレートより、売る時のレートが不利に動いた場合に生じる差額の損失のことです。例えば、1ドル=110円のときに1万通貨買い、1ドル=105円に下落した際にすべて売却したとすると、発生する為替差損は投資金額110万円-売却金額105万円=5万円となります。

これを回避するためには、「通貨が安いときに買い、高くなったら売る」、あるいは「通貨が高いときに売り、安くなったら買い戻す」ことが必要です。

 

為替変動リスク

為替変動リスクとは、外国為替レートの変動によって損失金が発生するリスクのことで、FX取引に必ず付随するものです。

取引対象通貨の価値が上がれば為替差益を受け取れる一方、下がれば為替差損による損失を被ります。
ただし、投資の判断基準となる情報やデータを慎重に分析することで、ある程度の予測を立て、リスクを回避することができます。

 

カントリーリスク

国の信用リスクのことをカントリーリスクといいます。
FX取引では、取引対象通貨国における政変や金融政策・為替管理政策の変更、紛争といった国勢状況の変化のために、予定していた注文の締結や取引の成立に支障をきたす場合があります。

回避するには、流通量・情報量の豊富な通貨を選ぶ、信頼できるFX取引業者を選ぶ、などの方法をとる必要があります。

 

ちょっと詳しい用語解説

買いオペ

買いオペとは、資金の流動性が著しく悪くなっている時に、中央銀行が金融機関が保有する有価証券等を買い上げ、マーケットへ出回る資金を提供することを言います。

2008年のサブプライムショックの時には、ニューヨークタイムに入るとニューヨーク連銀を通してのFRBの資金提供が恒例となっていました。

マーケットの資金量が増加すれば、金融機関から個人や企業への貸出にまわせる資金量も増えて、資金の流動性が保たれます。

反対の意味の言葉が売りオペで、資金がマーケットにだぶついている時に、中央銀行などが手持ちの有価証券等を売却して、資金をマーケットから引上げることを指します。

このようにして中央銀行は、資金の流動性に関する問題が起こった場合などに、マーケットに資金を供給したり、吸収したりして、マネーサプライ(金融機関以外の民間が保有する通貨量)の調節を行って、マーケットが健全に機能するように努めます。

 

外貨MMF

馴染みの深い金融商品です。

外貨MMFのMMFとは、Money Market Fundの略で、海外の投資信託会社によって運用される、日本円以外の外貨での公社債投資信託のことを指します。

格付けの高い債券や短期金融商品などで運用される商品で、とても自由度の高い商品です。

その自由度の高さは、途中換金可能、満期無し、殆ど通貨のようにあつかうことができます。安全性や安定性が高いのが特徴です。

いつでも購入・換金できます。ただ預け入れ後、30日未満で解約する時は信託財産留保額(1万口あたり10円程度)が差し引かれる仕組みになっています。

 

カナダドル

カナダの通貨のことを指します。

カナダドルは、資源国通貨として有名です。恵まれた国土の広さを生かした鉱物資源等が特に知られています。

世界シェア10位に入る鉱物が17種類もあり、化石燃料の分野でも天然ガス、石炭、原油などの産出量で世界的に有名です。

経済的には北米経済ブロックに位置し、当然アメリカの影響を色濃く受ける経済のシステムとなっています。

主要な自動車メーカーの生産拠点や、ハイテクやソフトウェア関連ののIT系企業も多く存在しています。

このように北米経済ブロックを形作りながら主要な先進国の産業を網羅する経済構造となっていて、資源国とは言っても、その経済全体に占める割合は、たとえば他の資源国といわれているオーストラリアやニュージーランドと比較すると小さいといわれています。

安定した経済と豊かな資源、先進国の中でも安定した国家運営を可能にしている国といえるのではないでしょうか?

 

カバー

カバーとは、持っているポジションを精算するために、反対売買をすることを指します。

買いのポジションなら売り、売りのポジションなら買いの決済をすることをカバーといいます。

よくfx会社の情報欄などに、「今日のロンドンタイムはドルショートカバー模様」などと書いてあることがありますが、こういう場合によく使います。

このドルショートカバーの意味は要するにドルを売っていたマーケットのトレンドからドルを買い戻すトレンドに変わっていること指しています。

 

感謝祭

サンクスギビング・デイともいわれています。

アメリカでは11月の第四木曜日、カナダでは10月の第二月曜日となっていて北米大陸での休日です。

収穫を神に感謝するという由来を持ち、家族全員が集まって、食事をしたりします。

このサンクスギビング・デイからクリスマス明けまで、アメリカはほぼ休日の連続となって、市場参加者が少なくなることで知られています。

 

監理ポスト

監理ポストとは、簡単にいってしまえば、問題のある会社の有価証券だけを取り扱う専門の受け入れ口です。

問題とは例えば

  • 有価証券報告書虚偽
  • 債務超過
  • 長期にわたる無配継続
  • 不当な合併

等です。

そのことによって上場廃止の可能性がある会社のものを扱います。

投資家は銘柄がこのポストにはいったことで、その会社に上場廃止の危険性があることを知るわけです。

 

外貨準備

外貨準備とは、政府及び中央銀行が保有している外貨・金などの流動的対外資産のことを指します。

外貨準備が何に使われるかというと、輸入代金や借入金返済のために、外貨が必要となる局面で、民間が保有する外貨では足りないときのためにまず使われます。

自国の通貨は政府であれば印刷することができますが、外貨はたとえば突然大量に必要になった場合などには、このように準備金としてプールしておかないと対応できなくなってしまう恐れがあります。

もう一つの主要な準備の理由は、急激な為替レートの変動を抑制するための外国為替市場への介入資金としての準備です。

こちらも同様、なにが起こるかわからないマーケットの世界、当然準備は必要になってくるというわけです。

外貨準備はたいてい、複数の国の通貨で準備されます。

基軸通貨であるドルがその中心とされていますが、最近では外貨準備としてユーロを採用するところも増えてきているようです。その構成比率は各国様々でお国柄がそこから垣間見えてくるともいえます。

 

外国為替証拠金取引

これがFXの正式名称です。

一定の証拠金を預けることで、実際の投資資金を上回る規模で外国為替取引をする権利を得ることができる金融商品です。

テコ(レバレッジ)の原理で、小さい資金を大きく利用して取引ができる点が特徴があります。

レバレッジは100倍程度まで、商品のなかで幅があり400倍などという途方もないレバレッジを提供する会社もあります。

1998年の外為法改正で銀行にだけ許されていた外国為替取引が一般にも広く開放されて、それをきっかけに個人投資家の間にも外国為替取引が本格的に広まり始めました。

当初はまだまだいいかげんな業者もあったりして、危険な商品の印象がありましたが、最近では法整備を進み、業者も淘汰されて、大分安全に取引できるようになった印象です。

レバレッジがかかっているため、外貨預金とは異なり、実際に投資している金額よりも大きな規模での取引となるため、ハイリターンな商品ではありますが、そのぶんリスクも大きくとっていることになります。

無理な金額での取り引きは避けて、安全な範囲でこつこつ取り引きしていくことが肝要です。

 

カルテル

カルテルとは、日本語でいえばいわゆる談合です。

簡単にいえば、ある入札に参加する企業間において、事前の打ち合わせがあり、その入札金額をあらかじめ、企業間での打ち合わせで決めてしまい、実質的には入札による競争効果がない状態で、入札を行うようなことです。

独占禁止法上は「不当な取引制限」と呼ばれており、参加事業者の共同行為による相互拘束を内容とする競争の直接的な回避を目的とするものとして禁止の対象となっています。

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