トレンドラインは、サポート・レジスタンスラインと同様に多くのトレーダーから愛用されている分析手段です。しかし、「トレンドライン=難しい、使いづらい」と感じている人も多いです。

確かにトレンドラインは水平線と比べると重要性と客観性は下がります。
人によっては水平線は使うけど、トレンドラインは使わない人もいます。

しかし、トレンドラインはチャート分析の基本として重要です。
前ページで解説したダウ理論におけるトレンドの定義を踏まえて考えていきましょう!

クマ君
トレンドラインの重要性はそんなに高くないって事?

ウシ君
まぁね。
人によってやり方が全然違うんだよ。トレンドラインは。
クマ君はさ、「本当のトレンドラインの引き方を教えます!」みたいな広告見たことない?

クマ君
あ、あるよ。
メールボックスの「迷惑メール」の中にもそんなメールを見た気がする。

ウシ君
それだけ色々なやり方があるってこと。
だけど、相場を完全に予測できるトレンドラインの引き方は存在しない。
これだけは確かだ。
でも、基本を押さえたら役立つこともあるから、知っておいて損はないよ。

上昇トレンドのトレンドライン

ダウ理論によれば上昇トレンドは、高値と安値を切り上げると解説しました。
上昇トレンドにトレンドラインを引く場合は、安値同士を結んでいきます。

上のチャートのように安値同士を結ぶと、綺麗にローソク足が揃って上昇していることがわかります。

一般的には、トレンドラインの角度が急なほどブレイクされやすく、逆に角度が緩やかなほどブレイクされにくいとされています。つまり、勢いのあるトレンドはそれだけ勢いを失いやすく、ゆっくりと続くトレンドは長続きしやすいとも言えますね。

また、水平線と同様に何度もローソク足がぶつかって反転するラインはそれだけ意識されていると言えます。トレンドラインも始点も合わせて3回以上の反転が認められるラインであれば効果があると考えていいでしょう。

下降トレンドのトレンドライン

下降トレンドは、上昇トレンドとは逆で高値同士を結んでいきます 。

こちらも赤いラインが意識されていることがわかりますね。
上昇トレンドラインと同じく、トレンドラインにぶつかって反転した回数が多いほどそのラインの有効性は高まります。

具体的なトレンドラインの引き方

トレンドラインの引き方は決して難しくありません。
まずは最低でも2つの安値同士、もしくは高値同士を結ぶ線を引くだけです。

この時に問題になるのがローソク足のヒゲを含めるかどうかです。

様々な投資本を読むと、ヒゲを絶対に含めなくてはいけないと主張する人もいれば、ラインは目安に過ぎないからヒゲは含めても含めなくても良いという人まで様々です。

私個人の考えを言わせてもらえば、「好きなように引けばいい」です。
相場に絶対はありません。ですから、絶対に正しいラインの引き方も無いと思っています。多くの人が注目していそうだなぁと思えるところに線を引けばいいのでは?という解釈です。

大切なのは、ラインを引くことよりも、引いたラインをどう解釈するかです。
ラインがブレイクされるのか、そこから反転するのか・・・。
そう言ったことを考えてチャートを見ることこで、トレードの技術が上がっていくのです。

ウシ君
ライントレードの始まりはバーチャートだから、バーを勝手に切るのはダメだ!っていう考えの人もいるよ。

クマ君
バーを切っても切らなくても、将来を予測できるラインを引くことは出来ないのなら、そんなに熱くなる必要って無いんじゃない?ようは勝ちゃぁ良いわけだし。

ウシ君
まぁ、正論だな。

トレンドラインから分かる事

トレンドラインを引いてわかることは大きく2つあります。

どこが注目されやすいか?ということがわかる

多くトレーダーが注目するポイントでは、激しい売り買いの攻防が見られます。
この攻防が終わると、どちらかに大きく動くことがよくあります。

特に上昇トレンド中なら、トレンドライン付近までレートが下げてくると売り買いの攻防が激しくなります。そして、買いの勢力が上回ると一気にレートが上がることもよくあります。

このような「注目されやすいポイント・反転しやすいポイント」を狙ってトレードするのがトレードの基本と言えるでしょう。

トレンドの「勢い」がわかる」

上に出した上昇トレンドと下降トレンドのチャートで、相場に「勢い」があるのはどちらでしょうか?

これはトレンドラインの角度を見ればわかります。
角度が急なほど相場に勢いがあると考えるので、上昇トレンドのチャートの方が勢いがあると判断します。

しかし、注意しておかないといけないのが、トレンドラインの角度が急なほどトレンドとは逆方向にブレイクされやすいということです。

簡単に言えば、勢いの強いトレンドほど疲れやすいということです。
ですので、トレンドラインの信頼性が高いのは、何度もそのラインでレートが反転しており、なおかつ角度が緩やかなラインと言えます。

もちろん過去に何度もラインをブレイクしているからと言って、永遠にそのラインが昨日し続けることはありません。ラインはいつかは必ずブレイクされる運命にあります。

この考え方はラインを利用する上で非常に大切ですので、頭の片隅に入れておいてください。

おすすめの記事